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今日の食い意地inにいがた

今日の食い意地inにいがた

2008年3~4月

<2008年3~4月に読んだ本>

かもめのジョナサン
■著者:リチャード・バック/五木寛之  ■新潮社  ■1977/05発行

シンクロニシティにこの本のことが出てきたので読んでみました。

この本って一時、ものすごーく売れたんですよね、確か。
ですが、読んだことはなく、特に興味も持たず。

読んでみて「こんなお話だったのかー」とビックリした。

これ、まさにサーバント・リーダーシップの本じゃないですか!

・・・訳者の五木寛之さんの解説が時代を感じさせる。
たぶん、今だったら違う解説になっているんだろうな・・・。


<フレーズメモ>

 「もっと他人を愛することを学ぶことだ。よいか」
  ※ジョナサンのメンターとも言えるチャンの最後のアドバイス

 「もしわたしたちの友情が時間や空間のようなものにたよって成立してるものだったなら、
  やがてわたしたちが時間と空間を克服したあかつきには、どういうことになる?
  それはわれわれの絆自体をも破壊することになるんじゃないか!
  空間を克服したあかつきには、われわれにとって残るのは“ここ”だけだ。
  そしてもし時間を征服したとすれば、われわれの前にあるのは“いま”だけだ。
  そうなれば、この“ここ”と“いま”との間で、
  お互いに一度や二度ぐらいは顔をあわせることもできるだろう。」

 「それは目に見える形をとった、きみたちの思考そのものにすぎない。
  思考の鎖を断つのだ。そうすれば肉体の鎖も断つことになる・・・」
  ※想念による飛行が現実的なものだと信じきれていない生徒へのジョナサンからのアドバイス。

 「・・・・・彼らもみんな特別な、才能に恵まれたカモメかね?
  きみたちと同じなんだ。わたしとも同じだ。
  ひとつだけ違うのは、たったひとつだけ違っているのは、
  彼らは本当の自分というものを理解しはじめていて、
  そのための練習をすでに始めているということだけなのだ」

 ジョナサンはため息をついた。
 誤解されるというのはこういうことなのだ、と、彼は思った。
 噂というやつは、誰かを悪魔にしちまうか神様にまつりあげてしまうかのどちらかだ。

 「わかったな、フレッチ。きみの目が教えてくれることを信じてはいかんぞ。
  目に見えるものには、みんな限りがある。きみの心の目で見るのだ。
  すでに自分が知っているものを探すのだ。そうすればいかに飛ぶかが発見できるだろう」



シンクロニシティ~未来をつくるリーダーシップ~
■著者:ジョセフ・ジャウォースキー/野津智子  ■英治出版  ■2007/10発行


リヴァンプの代表パートナー・浜田宏氏が、
とあるサイトの対談で「最近読んで一番感動した本」とおっしゃってたので、
“ふぅ~ん”と思い、読んでみました。

「リーダーになりたかったわけじゃない。ただ、夢の実現を強く望んだだけだ」
という謳い文句にもひかれた。

サーバント・リーダーシップ(命令ではなく奉仕によるリーダーシップ)がコンセプトの本。

・・・サーバント・リーダーシップって、なんかメンターに通じるところがあるような気がする。
と同時に、聖なる予言を思い出してしまった。
内容もさることながら、物語(冒険あるいは旅)の手法をとっているというところも似ているので。

あるいは量子力学、引き寄せの法則

今、いろんな分野で、いろんな文体で、似たようなことが語られている気がします。
ということに、「何かの意味がある」んでしょう、きっと。




小悪魔な女になる方法
■著者:蝶々  ■大和出版  ■2004/6発行

 お仕事でいつも私を指名してくれる(ってどんな仕事なんだ・・・)営業女子(27才)に、
 最近の私のお気に入り著書「女子アゲ↑(by蝶々)」をオススメしたんですわ。
 したら、
 「私、その人が書いた“小悪魔になる方法”って本読んだことありますよ。
  小悪魔になりたいですよねー。当時、職場の子達みんなで読んだんだけど、
  みんな小悪魔になりたいって言ってました」とおっしゃる。

 で、それ聞いて私としては、
 「え~?! マジ小悪魔になりたいわけ?
  小悪魔ってさー、今は流行らないんじゃない?」
 とゆーよーに疑問符いっぱいだったんですけど、
 蔦屋(万代の)に行ったら女子アゲ↑と並んで、目立つとこに置いてあるし、
 本の最後の方を見ると「2008年1月25日59刷発行」とある(儲けてんなー、蝶々)。

 なので、もしかしたら素晴らしい本なのかも・・・と思い読んでみました。

 ・・・うーん、なんつーか、面白いことは面白い。
 そんで、10代後半~20代半ばくらいまでの、
 「最近、ちょっと男でつまづいちゃいました」みたいな子にとっては、
 元気の出る内容だったりもするんだとは思う。

 でもまぁ、「それは人としていかがなものか」みたいに思うところもあるし、
 みんなが小悪魔になる必要もないと思うし(人には向き不向きがある)。
 それに、小悪魔になる奴は読まなくてもなってるってば!とも思う
 (本能&体質的なものだと思うので、本人が希望する・しないに関わらず)。

 とゆーのは私がこの本のターゲットとはずれたオネイサンだからこその感想かねぇ。
 とは言え、共感する部分はいくつかあったのだけれど。

 1テーマ1ページで147の小悪魔提言が掲載されているのだけれど、
 その中から、共感したもの及び心と頭と体に留めておきたいフレーズをいくつか。


 ******以下、本からの引用******

 ■105:世間の常識に縛られない
 (前略)
 世間の常識を振りかざす人間に限って、中身が薄いのに、押しつけがましい。
 だから、「自分」じゃなくて「世間」を尺度にし、それを主語に、ものを語る。
 (中略)
 「社会人」だから、「男」だから、こうしなきゃ、とか、
 「女」だから、「小悪魔」だから、こうしなきゃ・・・という義務なんで、本当にないの。
  勝手に縛られて、自分を殺さないで。
 「こうしたい」という希望と「こうすると楽しい」という快楽と
 「こうすると好きな人が喜ぶ」という愛情。
 その三大柱が、蝶々の常識の指標である。

 ■139:カラダも自分も安売りしない
 (前略)
 「好きな男に、愛され、かわいがられ、大事にされると、女は顔も性格もよくなる生き物」
  と二年前、『銀座小悪魔日記』でも書いたが、今でも心からそう思う。
  女として全存在を肯定され、大切に扱われているという事実は、
  メークやダイエットより、女に自信を与え、なかから輝かせるのだ、たぶん。
  だからこそ、蝶々は、カラダも自分も安売りしてほしくないの。
  お高くとまる必要はないが、自分をお姫様みたいに、貴重品みたいに、
  大事にしてくれない男とつきあっても、しあわせにも美人にもなれないから。

 ■142:ほしいものは、なんでも手に入れる ←私は「手に入る」という方がより本質をついてると思うが。
 (前略)
  蝶々は、霊も前世もオーラも見えず、超能力ももちろんゼロだが、
 「なりたいイメージの女優のポスターを、部屋に貼っておくと、自然に雰囲気が似てくる」
  というのがあながち嘘でもないように、人の潜在意識には、計り知れないパワーがあって、
  本当にほしいと願えば、そっち向きに情報収集アンテナが立ち、
  実際、そうなるように行動しだすもの、じゃない?
  小悪魔な女が、なぜほしいものを手に入れやすいのか。
  自分の欲望にまっすぐだから、思い込みパワーが強いからかも。

 ■147:永遠の愛よりも大切なもの
 (前略)
  籍を入れても子どもをもっても、愛のゆくえはわからないのだから、
 「永遠の愛」なんて、死ぬときにはじめてわかるものでは。
 「今、愛情を感じる人」と時間を過ごすことが大切。そんな気がする。

 ******本からの引用おわり******


 ・・・本音を言えば、私も希望する・しないに関わらずのそのよーな体質であったため、
 一時、それを改善しようとあがいた結果(それもかなり長い期間)、手痛い失敗をしますた。
 まぁ、それはそれで得たものも多かったし、今となっては後悔はしていないのだけれど。
 (でも、このような平和な心となるにいたるまでは、ノドかきむしるほど後悔した)

 今、この本の感想を書きながら気づいたこと。
 「長所を伸ばし、短所はほっとけ」というアドバイスは正しい。
 これからは長所伸展に邁進したいと思います。(結論はそれかよ)















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